怒り
映画やドラマで主人公が、たとえば事務室で机を蹴飛ばす、書類を放り投げる、これ、実際の職場でやらかしたら完全にアウトなのはおそらく勤め人の共通認識。
うまく行かないとき八つ当たり。
気持ちは分かる。
でもやってはだめ。
ドラマや映画でそのような怒りのシーンが出てくると、ああこれは記号だ、と思う。
怒りを身体で表現。
暴力的、破壊的に。
あれらの子供っぽい怒りの表現はそれができない実社会の鬱憤晴らしか。
アンガー。近頃はそれをコントロールする事が大切と唱えられている。
アンガーコントロール。
アンガーマネジメント。
以前、マンガでブタイヌというのが出てきた。
その生き物は豚の顔としっぽ、犬の耳を持つのだが、頭にくると耳で目を隠して怒りを震えながら抑えるという設定だった。
ブタイヌは利口で大人だ。
怒ってもろくなことはない、しかし頭にくることはそこいら中に転がっていて、寄らば斬る、といったストレスフルな日常を過ごす。
自分も社会も世間もすべてが悪い。
もう何もかも気にくわない。
いったいどういうことだ。
そんな風になってなってしまったとき、静電気除去のように怒り除去の装置があるといい。
その装置は儲かりそうだ。
そしてクレームもなさそうだ、なとど引きこもりすっかり外圧によるストレス9割減の頭での平和な空想ビジネスに身を任せてみる午前十時前。
妻が掃除機をがんがんかけている居間。
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ところが 自分の中に思わぬ敵がひそんでいることに このときはまだ気づいていなかったのでした。
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