ドラムの色
楽器をやらない人はおそらく、テレビに楽団が写っていても背景としか認識されないだろうと思うが、それが普通。
しかし、懐かしのメロディーみたいな番組では、私なぞはどうしてもドラムに目がいってしまう。
ドラムにも流行すたりがあって、今度見てみてください、ずらーっとたくさんの太鼓が並んでいたり、シンバルがすごく高い位置にセッティングされていたり、逆に太鼓の数がすごく少なくてシンプルだったり(60年代くらいはこういうセッティングしかなかったといってもいい)いろいろとバリエーションがあって面白いので。
ドラムの色についてもやはり流行すたりがあって、バブル世代のひとが小学生の時に使ったセルロイドの下敷きみたいな貝殻の裏みたいな色と模様のものや、普通の白、普通の黒、普通の赤、あるいはヘアライン仕上げの単純ではない青や黒、アクリル製の透き通ったドラムまで、時代によって様子が変わる。
そして、先日、私は今はもう倒産してなくなってしまったアメリカの「ロジャース」というメーカーの(70年代の終わり頃一世を風靡した)フロアタム(床に置くドラム)を入手した。
これで大太鼓、中太鼓と持っていたのでセットが揃ったという案配だが、色が違うのだ。黄色いセットに今回加わったのは黒。
一つだけ色違い。
これはこれでメーカーが同じなのでいいと言えばいいのだが、ドラムセットで一つだけ色違いというのは小太鼓以外は普通はない。
黄色、黄色、ときて黒。
ちょっとみっともない。そこでいろいろと考えてみた。
そして、ドラムの色は車のカッティングシートで代用できるのではないか、という発想に至った。
となればお得意のアマゾンだ。
使えそうな物がいくつか見つかる。
車をラッピングしてしまうというシートが今はいろいろ出回っているのだ。
車関係も新しいことを考える人が居るものだと思う。
それを応用して別の用途に使おうとしている。
このような経験は何度かしているが、思惑がどんぴしゃにはまったときの快感といったら、ない。
今回も吉と出ることを願ってドラムのカラーチェンジに挑戦してみることとしよう。
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