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2020年7月7日火曜日

筆記具について2

いろいろな筆記具を使ってきたが、ある程度の太さの物が使いいい。細いシャープペンシルを使って受験勉強をしていたら、筆圧のせいか右手の親指が軸の形にへこみ、中指にペンダコができた。いまも中指にその名残がある。というと相当勉強をしたかと言えば冬休みから受験前までの二ヶ月程度でそうなったのでその間はまあそれなりだったのかと思う。手軽に書けるという意味においてはシャープペンシルが私にとっては一番なのだが、消せるものでメモを取らないと言う長年の勤めの慣習で手元からなくなってしまっている。で、今のお気に入りはピュアモルトシリーズのボールペンだ。ウイスキー樽に使われていた木を軸に使っているという触れ込みだが真偽はしらず、木の手触りが心地よい。手元に二本あるが、片方はひっかけるフックが邪魔なので折って折れ口をヤスリで削った。何かそういう工夫をしてみないと気が済まない質だ。ふつうのボールペンとゲルインクと二種。ゲルインクはぱっと見万年筆に書き文字が見えて便利だ。ひととき、自分にあった握り味を求めて、木切れを買ってきて自分で削ってペン軸の作成を試みたことがある。見た目と、自分の手と、木目と、納得のいく物はなかなかできない。軸ができても、肝心のペン先と書き味、これがしっくりと整うためには手作りでは相当な時間を要しそうだ。しかし、何かの惹句ではないが作り上げればそれは確実に世界で一本だけの筆記具となる。文具好きの人ならば試してみるのもいいのではないだろうか。もしとんでもなく退屈ならば。

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