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2020年6月17日水曜日

財テク

財テク

 

バブル時代、金利が上昇し、ただ銀行に預金するだけで5パーセントぐらい利息が付いた時代、老後とか貯蓄とかとともにかっこわるいと思っていた言葉が「財テク」だった。当時、中期国債ファンドという金融商品があり、何の仕組みもわからず、冗談で親にやってみたら、と勧めたら一週間もしないうちに300万円ぐらいやっていて驚いた。自分ではやらなかったのに親に勧めて・・・結果バブルがはじけてから相当な利がついて満期を迎えたはずだ。私はといえば、別にケチる訳でもなく、派手にお金を使う趣味も無かったので、余った給料はそのまま普通預金に入れてあった。ある程度溜まって使う予定が特になければ一年ぐらいの定期預金にしたり、銀行に勧められるまま貯蓄預金というものにしてみたりした。それでも、勝手に利がついて、何もしなくて元金が増えた。これも「財テク」なのだろうか。もっともそのころはパチンコにどっぷりはまっていて、利の分など瞬く間に吹き飛んだ。のめり込む、熱くなる性格は今よりも度か強かったので、サラ金にこそ手を出さなかったものの、何度もATMに種銭を補充しに走ったものだ。35で結婚するまでそんな感じで、40になりあれほどかっこわるいと思っていた「財テク」に手を出し、そこから10年強を経て、「財テク」の種銭を追加するために勤めを中退した(定年の人が挨拶しに来たとき「卒業」といっていたのでならば私は「中退です」と返した)のだから自分ながら考えが変わるなぁ、とあきれる。しかし、度こそ弱まったものの「熱くなる」性格変わらず。短所は一貫してぶれずに変わらず。

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