うまくいって当たり前、失敗したら矢の非難。その最たるものがイベント。
イベントと言ってもいろいろある。セミナーの様に学習的なものからレクリエーションとして顧客やその家族を招いての日帰り旅行や演芸会など。会場を押さえるところから始め、誰を呼ぶか、何人集めるか、予算はいくらか、段取りを組んでいく。段取りを組んだとしても必ずと言っていいほどその通りには行かない。急遽発生するいろいろな事態が開催者をおそう。自分も開催者のくせに上司がもう今更どうしようもないようなことに口を挟んでくる。持ってくるものを忘れた。資料を見て、並び順が変だと300部すべて全部組み直し、席順が違う。急遽百円玉が30枚必要になる。講師が遅れている。題字の名前が違っている。連絡がうまく行ってなくて席が大幅に足りない。このようなときはどうするか。
どうするんだ、という文句が出ようものなら、こちらだって起こそうと思ったトラブルじゃないと振り返りざまビンタの一つもくれたくなる。そのようなイベントを重ねてきて思ったのは、人に任せても必ず最終チェックを行う。思いついたことはすべて可能性としてつぶしていく。窓口を複数作らずできる限り一つに絞る。何が起ころうとも慌てふためかない心構えをしておくなどである。
人は同じものを見ていても同じには見えていない。自分ではいいと思っていても人がそう思っていないこともある。万人を満足させる完璧なイベントはできなかったかもしれないが、回を重ねるにつれ、それに近くなっていったと自分では考えている。それは売り上げに結びつくとは思えなかったが仕事には役立った。プライベートではどうか知らない。7
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