あいつは俺より仕事ができない。あいつはこの係の足でまといだ。不況で経営が厳しくなってきた。仕事は減っている。人は余っている。でもクビにはできない。労働組合が黙っていない。あいつのせいで仕事がうまく回らない。みんなが迷惑している。あいつと俺の給料が同じ?このままでは資金繰りがうまく行かない。全員の給料を下げるか。
給料があがらない。何とかしてくれよ組合さん。あいつのせいで仕事が滞る。どうにかならないか。組合さん。組合さん、このままだと会社がつぶれてしまう。組合さん、あいつのせいで給料が上がらない。組合さん、人を切るか、みんなの給料を一律に下げるか。組合さん、なんとかしてくれよ、仕事できないやつと給料同じだぜ?
1995年ぐらいからどうなっていったか。能力主義の台頭と雇用。たくさんのひとがいなくなり、しかし労働組合は結局残った。
その様子を近くで見ていた。3
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