海外では大学に入る前、あるいは出た後、一二年程度のインターバルを経てから仕事に就くといったような習慣があると聞いた。聞きかじりで詳しいことは知らない。私がよく思ったのは、たとえば、就職してから三十年だとか、五十から五十五の間ぐらいで、一年間、休職する期間があればいいのにな、と。同じ業界、同じ会社に何十年もいれば飽きる。そのマンネリを打破し、見地を広め、ある人はそのままアーリーリタイヤしてもいいし、何かの商売を始めるきっかけを作ってもいい。そのまま今までの疲れを一年癒して、気持ちも新たに休職明け、リフレッシュしてまたひたすら仕事に打ち込むというのも当然、おそらく、ほとんどの人はその道を選択することとなるだろう。社会、または企業活動にどのような支障が出るのかはわからない。しかし、五十あたりは来し方行く末をじっくり考えていい年頃だと思う。若い頃よりも無理は利かないが経験はある。どのような役目をコミュニティで果たしていくべきか。それを考えるには余裕がなさ過ぎるのではないか。誰もが年老いてなおその企業に必要だとは思えない。いっそ、転換を図るにもまだやり直しがきくその年頃にそのようなブレイクをおいた方が、生産性が向上する気がしてならない。ただ、急激に働き方も変革されている今日この頃なので、もっと別の思いも寄らない改革案が日本以外の何処かで提起されるかもしれない。今、世界は別ステージのとば口にある。
0 件のコメント:
コメントを投稿