散歩もどき
散歩もどき
所用があり久しぶりに午前の町中を歩いた。暑い中、仕事途中と思われるワイシャツにスーツのズボンの、自分と同じ、または少し上の世代の会社員風の男性を何人も見かける。帰属する場所があることで、どれだけ精神の安寧を享受できるか、また、帰属する場所がないことのしがらみからの開放感がどれほど精神衛生、ひいては身体的健康に貢献するものか、この方々は知らないだろうな、と思う。まあ、今の境遇に満足であれば自らそれを棒に振る必要は全くないと思われる。しかし、無職にも有職にも夏は暑い。これでも、盛夏に比べればましなのだろう。日差しはやや、柔らかく湿気がその分多い気がする。用事は思ったよりも早く終わり、証券会社2社ほどにちょっとした問い合わせをした。久しぶりにサラリーマンのような口振りで話したが、そういう話し方、半年ぐらいではさすがに忘れていない。早めの昼食を日高屋で済ませ、妻子に冷凍の餃子とニラレバを土産に買う。日高屋ではレバニラではなくニラレバだ。ニラが主体と言うことだろうか。主体と客体。何で習ったのだったか。先日、中古で買ったニコンのコンデジをぱしぱしと撮りながら帰路に着く。川縁の、霞んだような熱い空気の感じが、よく撮れている一枚があった。リコーのGRのようなニュアンスは無い。屈託なく明るい感じ。少しエッジが甘い気もする。しばらく手にしてみないと感覚がつかめない。秋の楽しみに取っておこう。
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