トレーダードキュメント
ドキュメンタリーだ。以前、精神系の疾患を抱えた人のドキュメンタリーを見ようとして、途中でとまった。ドキュメンタリーもおそらく、演出等が必要で、それがなければおそらく単調なのではないか。ひとときむ、精神に関する様々に事象に興味を持ち、所詮は専門書ではないが、いろいろな精神科医の書いた本を読みあさった。その中にあったことで印象深かったのは精神の病といっても、センセーショナルでも幻想的なアートめいたものではなく、当人はなって苦しく、地味で、単に様々な病態の一つに過ぎない、という言説だった。苦しい、差し障りがある。それが人のかかる病気であり、心も身体もそこに特別な差異はない。で、単調なシーンが続いて、いつか続きをみようと思って未だ見るに至らずということで。さて、翻り、トレーダーのドキュメンタリーというのはどうだろうか。基本シーンはいくつかのPCのモニターにせわしく目を働かせ、少しキーを叩いてはマウスをかちかちやると言う、やはりそのような動きの少ない映像となるだろう。格好は基本だらしない。スエットのままの人もいるだろうし、風呂に入っていない人、髪がかぴかぴと束なりがちの人、髭の人、いろいろだろう。どんな格好でもトレードは問わない。結果がすべての有る種とても純粋でクリアな世界なのだ。定点カメラでも二つほど据えて、長回しでもしてみようか。
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