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2020年8月7日金曜日

未練

未練

 

何年かぶりに薬剤の助けなしに寝た。飲み忘れたのを夜中気がついた。そのまま飲まずにいた。寝たような寝てないような、夢うつつの中でまた、いつもの夢を見た。もう、とうに仕事を辞めているのに、未だに出勤してなんやかやと仕事の手助けをしている夢だ。もう、辞めているんだから、といいつつ同僚や部下の無理難題につきあって様々な所を歩いて回っている。夕べは、好意を持っていた部下が電話をかけてきて、何らかの仕事の連携をとろうとしているのだが、言っていることが伝わらず、何を言っているのかよく分からないとやりとりをしているうちに険悪な雰囲気になってくるというものだった。夢の中では、何で辞めたのに仕事に来ていて、誰もそのことを咎めないのか不思議に思っている。が、目が覚めて、改めて仕事をもう辞めたんだ、と思い直す。そのとき、ほっとしている気分と何だか、後ろ髪を引かれているような気分が半々で、辞めてよかったと思っているのに、何か、思い残しのような物もまだ相当心の中にあるのだなと少し切ない気持ちになる。あちらからすればうらやまれてもよさそうな立場なのに、なんとなく職場に残っている方をうらやましく感じる。こんな気分になるとは思わなかった。それもおそらく、相場からくる弱気のせいだ。おそらく、相場付きが自分のいい風に変われば吹き飛ぶような未練だろう。

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