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2020年9月26日土曜日

腕時計について


腕時計について

 

いま、タイメックスの時計にはまっている。タイメックスはアメリカの時計メーカーで、オバマ元大統領もつけていた。というと高級腕時計かと言えば、一万円しなくて買える。ひととき流行ったスウォッチのような位置づけを自分の中ではしている。タイメックスにはインディグロといって夜にも見えるライトがついていることが多い。また、イージーリーダーといって文字がはっきりと大きく、見やすい物が多いのもうれしい。先日、オークションで3000円せずに落札した。やはりどことなくチープではあるが、学校にかかっている時計のようで愛嬌がある。素材の質感の問題だ。昔流行ったアイビー時計(紺赤紺の横ストライプベルトのやすい時計)を思わせる。てかてかつやつやではなく、少しヤスリをかけたようなシルキー仕上げにすれば印象はだいぶ変わるが、値段もだいぶ変わりそうだ。しかし、8000円ぐらい奮発すれば、見た目てきにはしっかりした物が新品で手に入る。七本買って日毎に変えるなんて言うのもおもしろいかもしれない。が、私の場合は誰にも気づかれず完全に自己完結となる。そもそもおしゃれというのはそういう自己完結的な物かもしれない。見せびらかすのではなく自分の中に秘めておくような。わかる人だけわかる。そしてにやっと。なんかいやらしくもある。タイメックスはアンティークもおもしろい。そして、安い。そう意味ではアンティーク腕時計はラドーやウォルサムやティソなどのスイスの超メジャー以外のメーカーのものもおもしろいと思う。一万円程度でかなり個性的な物が手に入る。押し出しがつよいフェイスも多いので、「どや」とやりたい人はいいかもしれない。私が腕時計に求めるのは「文字盤が見やすい」「秒針がある」「日付がありできればそれが見やすい」「願わくば正確」といったところか。それで普段はシチズンのソーラー電波時計をつけている。メンテナンスいらずで水にも浸けられる。しかし飽きる。重い。薄くて見やすい時計としていま私にはタイメックスが際だつように見えている。 

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