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2020年10月20日火曜日

古いヤマハの安いギター

 古いヤマハの安いギター

 

国産ギターが完全コピーを極めようとしていた頃、本家からのクレームか、ヤマハのレスポールモデルはヘッドの形を少し変えるなど独自レスポールに舵を切り、それが不評と言えば不評だったが、以前にも書いた覚えがあるがそこはヤマハ、作りや音はしっかりと、三十年は経っても全く問題は感じられない。とくに、昔の国産レスポールモデルの中でもセットネックで無いモデルは顧みられず安値放置されているケースが多いが、そんな中、ヤマハのデタッチャブル(今で言うボルトオン?)つまりネックをボディに金属プレートとねじで止めてあるレスポールモデルはかなりコストパフォーマンスに優れると個人的には思う。まず、弾きやすい。そして音がいい。どういったピックアップなのか知らないが、そつが無く、サスティーンが効き、エフェクトの乗りがいい。いまならネットオークションで一万円以下でいけるのではないだろうか。これもまた、以前か書いたが、ジャズプレイヤーの安物使いの名人、ウルフワケニウス(という人だった)はミルトジャクソンやオスカーピーターソンといった巨匠との共演でもアリアのレスポールコピーモデルを使っているのだが、よく見るとなんとネックはデタッチャブルではないか。


セットネックではないレスポールモデルを堂々と。こういう話にぐっと来るのは貧乏性のなせる技かもしれないが、ヤマハの安レスポール、今なら材もこなれていい感じに呻いてくれるのではないか。

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