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2020年10月6日火曜日

大人の勉強

 大人の勉強

 


ある時から詩や小説について勉強する代わりに経済や投資を独学するようになったら、ヨーロッパの歴史や世界大戦に至る経緯、恐慌や革命、産業の歴史などの薄ぼやけた理解が、ただ単に上がりそうな投資対象にベットするだけなのに、オートマチックについてきた。さらに、アラブやイスラム、モンゴル帝国から中華人民共和国まで、広く浅くに断片的な知識を得られた。それは教養というほどのレベルではないが、常識よりはやや上の知識ではないかと思う。ただ、興味がなければすぐに忘れてしまう。プレトンウッズ体制だか、プレストンウッズだか。あるいは両方誤りか。ただ、この何とか体制あたりはまあ、常識の範囲だろう。キリスト、やムハンマド(むかしマホメットではなかったか?)十字軍やラッダイト、パリ五月革命や第三帝国、そのあたりは歴史的事実として学校で習いはするが、それがどのように現代へと影響を及ぼしているか、また、歴史的事実がどのように絡みついて経済をも動かし、紛争や戦に発展するのか、そこまではどの学校でも習わなかった。習っても忘れたか、習うべき学校に行かなかった。中年を過ぎ、投資を開始してみたら、その辺も含めて、世界の有りようのほんの薄ぼんやりしたあたりが、ほんのぼんやり見えてきたという。ただし、医学部に通うほどの学費が今のところ費やされた。

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