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2020年10月9日金曜日

弱気

 弱気

 


投資というか金融商品の取引は、取引の回数が多いほど負ける気がする。意外にも、全く投資に無縁と思っていた母が、勧められるままに買ってきたそれらが、見事にすべてプラスになっているのを父の遺産整理の時に知って驚いた。大した遺産もないだろうと思ったら結構まとまった金額があった。そんなそぶりを全く見せなかったので、ほぼ、人の言いなりだったことは確かだ。今、日中相場に張り付いて、様々な指標を見て、ない知恵を絞っていろいろと試しているが、全くうまく行っていない。さすがに、総資産の十パーセント以上をこの短期間で失い、弱気になってきた。おそらく、株など、いつ買っても一緒なのだ。どのくらいの期間がかかるのか分からないが、いつか、下がっても元に戻る。現物でやる限りは放置しておけばいいのだ。ただ、儲かりやすい時期というのは絶対にある。おそらく、今、金融緩和で世界中にお金はあふれている。その金が一斉に引き上げられたときが一番怖い。その、一番怖い所をうまく避けて、通常運転にかかってきたときに買って、放っておけばおそらく勝手に資産は増えている。頭では分かっても心が言うことを聞かない。弱気の時はなおさら、何をじたばたしてもだめなのに、分かっているのに無駄に気をもむ。

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