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2020年11月27日金曜日

ストレス解消

ストレス解消

 


泣くことはストレス解消にいいらしい。笑うのは免疫力を高めるという。感情のままにリアクションをとるのが体にはいいのだろうか。では、怒る、とか暴力を振るう、というのはどうなのだろう。暴力は社会的に許された行為ではないので、基本封印されている。その封印が解かれたとき、とくに相手が抵抗をできない、こちらからの一方的な暴力は、ともすれば人間の本性をさらけ出して、すべてのストレス解消に勝る行為となりそうな気がする。そのような暴力性が私のどこかしらにあるからそのような考えをするのだろうか。暴力が肯定される状況は考えるだけで恐ろしい。加害者にも被害者にもなる。できればこの先、暴力とは無縁に暮らしたい。涙も流すことにものすごい抵抗感がある。むやみに男は泣くな、という教育のせいだ。小さい頃は思い通りにことが運ばないといつも泣いていた。わがまま泣きだ。大の大人、人を泣かせるためにはどのような要素が必要だろうか。定石としては優しくしてくれた、世話になった大切な人が死ぬ、といったところか。後々、その人がいなくなって初めてありがたみがわかると言ったような。あるいは、他人の不幸な身の上を自分のことのようにリアルに感じ同情したときや、苦労を重ねに重ねた上でようやく何事かを成し遂げることができたとか。いずれにしろ自分の身に降りかかったことで悔し涙は流したくない。それではストレス解消にならない。 

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