地震のあと
日本の各地で地震が起こっている。東日本大震災以来、どこに大地震が来るか、わからなくなってしまった。木造住宅においては地震によるゆがみが窓の近辺に来る。よく見ると、窓枠のあたりに亀裂が入ってはいないだろうか。カーテンに隠れた部分など、触ってみて血管の浮きのような状態の出っ張りは無いだろうか。また、和室、塗り壁の角の部分、ひび、隙間は無いだろうか。長押の部分に手を入れてみて、剥がれた壁の欠片が手にざらざらと当たらないだろうか。これはすべて、地震による被害といえるだろう。我が家にも、我が実家にも、そのような被害は確認できた。マンションだからと、そのような被害が出ないと言うわけではない。熊本の地震では共有部分に大きな亀裂が入って、傾いた、歪んだマンションもいくつか見た。そこまでの被害でなくとも何かしら大半の家がダメージを受けているはずだ。では、それらの家はどう手当てされたかというと、被害に気がついていないお宅が多く、平たくいってそのまんま、何も手当されていない。よく見ないと気がつかない程度の被害だから。あれから何年も経っている。どのようなことが内壁と外壁の間で起こっているのかわからない。どうなるかわからない。明日の出来事が予知できないのと同じ。心配なら診断するしかない。
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