年金の損得
年金受給、通常七十歳、七十五歳まで繰り延べ可、などという事態が現実のものとして迫りつつある。私は、今後、日本人の平均寿命は下がっていくと思っている。何しろ、小さな頃から添加物まみれのものばかり食べてきたのだ。せいぜい八十くらいまでが寿命か。父は長生きすると思いきや八十一で死んだ。長寿の家系なのに意外にあっけなかった。私もせいぜいそのくらいと考えている。だから、定年まで働くと健康余命が減ってしまう。そのあたりも早期退職の提示の際に考えた。好きなことをずっとやっていられると言う職ではなかった。今は本当に精神的に穏やかになった。そして、その八十を区切りとして、年金受け取りの試算をしてみた。すると、年金の受け取りが、早ければ早いほど受取総額が多いという結果になった。現行制度の最速、六十歳で私と妻、両方が繰り上げ支給した場合、現行制度の六十五歳で夫婦が受け取るより、少なく見て四百万違った。年金額が少ないと税金と国民健康保険の料金、あと、何しろ受給がが開始されれば保険料を支払わなくていいという大きなメリットがある。現在の政府は何かにつけて国民を統制したり、負担を増大させようとしたり、その割に行政サービスを低下させ、挙げ句、憲法を改悪して戦争に駆り出される危険性を増加させようなどとしている。個人として信頼の置けない国家という制度に対抗する合法的方法をいろいろと熟慮しなくてはいけなくなるとは、嫌な時代になった。それがいい時代に向かっていくと思えないのが今の国の最大の罪だと思う。
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