香味野菜
彼岸の墓参りに。墓地に行く途中、毎度気になっているラーメン屋があった。今回、そこへ行ってみた。それぞれ、好きなラーメン、息子は唐揚げ定食を注文し、食べた。まあまあだった。気が済んだ。卓上に深緑色の薬味のような物が置いてあった。ニラの漬け物だった。ニラを一センチ程度に切り、おそらく、醤油、ラー油、ニンニク系の辛味噌を和えたものだと思った。これがなかなか乙だった。野菜嫌いの息子も恐る恐るつまんで、うまい、と言っていた。ニラも香味野菜の仲間なのだろうか。ネギ、ニンニク。香りが強いという点ではミョウガ、ミツバ、セリ。和物以外ではセロリ、パセリ、近頃ブームのパクチー。以前いた専務が香味野菜が全く駄目で、そこに私は知らぬとは言えニラつくねと言うのを頼んだのだった。そのとき、ニラもカテゴリーとしてはネギ系なのだと思った。この中で、本日のラーメン屋の漬け物を真似るとしたら、御本家ニラ以外ではネギ、ニンニク(薄くスライス)セロリ、などが行けそうだ。タマネギとニラとか、ネギとニンニクなどの複合技も使えるとおもった。おかず、どうしようと肉などを炒めてみたものの、と言うとき、こんな小皿が一つ二つ並んでいると限りなくうれしい。そういう家庭もあるだろう。我が家は違う。自分で考案するしかない。しかし、このような考案も楽しみの一つだし、それを文面にすることもまあ楽しい。
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