カレーそば

 カレーそば

 

ここ数日、昼食にサンドイッチが定番になっている。くどくもしつこくもなく、その割に味がしっかりしている。手軽に摘めるのもいい。ただ、それだけでは少し足りない。フルにインスタントラーメンなどを追加すると食べ過ぎになるし、パンにご飯というのも何となくあれだ。今日は弁当でつくったお稲荷さんの余分が幾つか有る。それは妻が食べるのだが、何か温かい物がほしい。そこでカレーそばをやる。玉は一玉。妻と分ける。水にどほどぼとめんつゆを入れる。高いがヤマサの昆布つゆが一番おいしい。そのどぼどぼ加減に妻が振り向く。あーあ、これ相当しょっぱいよ、と。水を追加してみる。そこに甘みとしてすき焼きの割り下を入れる。確かに甘くはなったが結構塩辛い。カレーそばにはネギだ。それもとろくたの斜め切りの長ネギ。昨日の残り、ハヤシライスのタマネギも拾って入れてしまう。ハヤシのこくが少し混ざるか。そして、カレー。アマゾンで買った一キロものの業務用の安いルーだ。とろとろにしたい。目分量でがさっとやる。少しとろみがついたが、まったくカレーの黄色にならない。汁の黒が強すぎた。黒カリーそば。果たして、すごく味が濃い。カレールーにも塩分が入っているのだ。明らかに失敗といえよう。それを妻と、どんぶりと味噌汁のお椀に分けて食べる。妻は、しょっぱい、と文句を言っていたが麺は食べた。血圧が高い妻は、殺す気?　と静かに言う。今のところデメリットが多いので死なないでほしい。誰でも失敗はある。これだけの味の濃さなら、と少しだけ残り汁にご飯を入れてみる。やはりご飯だけで十分。汁は残した。そして、いつものようにしっかりと食べ過ぎていることに気がつくと後場の始まり。