ペニーローファーと言うのだろうか、銀のコインを飾り帯び?に挟む履きかたが雑誌に紹介されていたローファーをしかもリーガルを張り込んで高校へ行ったら、田舎の方からきている奴に「餃子靴」と莫迦にされ、この高校は駄目だ、と心底落ち込んだものだった。そのときは革ジャンが流行し、これもビニールの偽物が多く出回ったが、やはり本革でなければいやで、ずいぶん後になってから黒い革のものを手に入れたが、釘にひっかけて袖が破けた。そのときのジーパンはリーで、股上が深いのとぴったりしていないのがよかった。中には多分ポタンダウンのシャツを着ていたはずだ。なぜなら、高校以来、シャツはボタンダウン、夏は開襟と決めているからだ。その格好がどうだったのかは知らないが今より幼児一人分痩せていたのは確かだ。そして今、スーツはもう着ることがない。着たらサラリーマンのコスプレになる。髪型も高校以来まず変わらない。かちっと固めない前髪をおろしたスタイルだ。となれば、靴はスニーカーまたはローファー、ズボンはリーかリーバイスのデニム、またはチノパンのポパイスタイル。シャツは当然ボタンダウン。綿100パーセントのオックスフォード無地か柄であれば細いストライプで。冬はそこに革のジャケットかダウンジャケット、カシミアのコートはもったいないがタンス行きだ。伸びる素材の服は着ない。すくなくともそれで外出はしない。それらのワードローブは揃えつつある。そしてこの後、体型をこれ以上拡げないようにして、二十年もたせたい。強い希望として持たせたい。
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