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2021年2月16日火曜日

省電力生活

 省電力生活

 


日中テレビはつけっぱなしだ。結構電気を喰うのではないか。PCはいわば仕事道具なのでやはり終日ついている。もったいない。温暖化云々より単純に電気代、もったいない。そこで、省電力生活を始めた。まず、テレビは古いケータイもしくはスマホのワンセグにした。たまに電波が入りづらくなるが問題ない。ガラケーにサイズの合ったクリアケースをかぶせて、そこにトイレットペーパーの芯で作った紙製スピーカーを取り付ける。ケータイの音はシャリシャリして聞きづらいが紙筒を通すことですこし和らぐ。同様にラジオもタブレットのradikoに換える。これも紙製スピーカーをつけて音を和らげると同時に耳元に届くようにして音量を下げる。電気は音量が大きいほど消費されると何かで読んだことがある。本当かわからないし大したことはないだろうが気持ちの問題だ。この生活においては楽器の練習を少なからず行うと決めていたので音楽に合わせてドラムの練習パッドを叩いているが、その音楽はアイポッドシャッフルとUSBスピーカーから流れる。PCにつないだシステムや真空管アンプは電源を入れない。トレードで勝ったときのご褒美としたい。なんかつましくいじましい。しかし、そんな生活が好きだ。この文書も繰り返し使える電池の充電でかいている。このまま小さい軽のワゴンを手に入れて、いろいろな土地を放浪してみたい。布団を敷いて、最小限の着替えや荷物で。そうでなければやすい土地をかってそこで車上生活をしてみたい。たとえば、鬱蒼とした草木の細い道を、車体をかしこし擦りながら進んでいくと、ぽっかり狭い草地が開ける。そこに車を留め置いて太陽バネルで電気をこしらえ、明るくて狭い生活をしてみたい。でもおそらくその生活は一週間ですっかり気が済むと思う。拠り所のない、今の何もしない生活が、一週間で気が済んだように。

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