大型連休があける
ゴールデンウイークがあける。以前なら休み明けの3日前くらいから徐々に憂鬱になり始め、最終日の朝には起きたとたんにどんよりと沈んだ気持ちになっていたものだった。仕事は嫌いだった。しかし、それを出来るだけ表に出さないようにしていた。仕事はできるほうでも出来ない方でもなかったと思う。しかし、本当に勤めに行くのは憂鬱だった。なんだか、職場のよどんだ空気、それは私が知らずに漂わせていたものかもしれないが、しまりのない、けじめのない感じののっそりした気。今となってはすこし懐かしくもあるが、あの日々には二度と戻りたくない。そして職を辞してゴールデンウイークが初めて明ける。この嘘のような憂鬱感のなさはいったいなんだろう。週明けからの相場に早くも意欲がわいている。待ち遠しい。仕事が楽しくて、早く休みなど終わってしまえ、という人は同じ気持ちを今抱いているだろう。早くも仕事モード、準備にビジネス書など読んでみたり、朝早く体を動かしたり。そういう人はそれで幸せ。本当に幸せな人だ。私も出来ればそうありたかった。しかし、違った。定年までの時間が、嫌なことをして過ごす時間がもったいなかった。好きに生きてみたかった。嫌なことをせずに。そして夢が叶った今、私は怠け者だったのだ、という諦念とともに嫌なことを強制されない幸せとすこしの焦りを心にゴールデンウイークが明けるのを待っている。
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書き溜めたのを出しているので
こんなこともあります
ご容赦くだされ
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