コラムニスト
自分の書いている物がどういう性質の物なのか、あまり意識をしてはいないが、つれづれなるままの古の心持ちに従い書いている。コラムニストという人がいるが、どのようになるのだろう。作家は賞をとり、継続的に書籍を刊行し作家と呼ばれる。コラムニストは雑誌などに文が載っている時点ですでにコラムニストだ。コラムニスト、いい。いい響き。そこに無職をつけてみる。無職のコラムニスト。さらに自称をプラス。自称無職のコラムニスト。無職の自称コラムニスト。かなりニュアンスが前後者で変わる。有名でも何でもない、とりあえず今は何もしなくても生活できている無職が、思いつくままのことを作家気取りで綴る。何の意味があるかといえば何の意味もないし、もし、第三者に読まれるとすれば何らかの意味があるともいえる。人生は暇つぶしなどと言うつもりもないし、自分の生に特別な意味があると思えるほどの夢もない。無名、無職、世間からしたら無色のおっさんの独り言が平日毎日綴られる。今まで生きてきて、唯一実感できる言葉「継続は力なり」だけを盲信して、人様からは無職の自称コラムニストと呼ばわれる事態には陥らぬように意味目的不明のまま四の五の言わず書いていく。
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