珪藻土マット
誰にでもこれだけは許せないということがあると思う。我妻の場合、脱衣所のマットが必要以上に濡れるのがどうにも許せないらしい。テレビで珪藻土を使ったマットというのを紹介していた。水を吸い込み、すぐに乾く、あるいは乾いたような足ざわりになる。確か、東急ハンズだとかニトリだとかで、四千円弱で売っていたかと思う。仕方ない。買うか。と思っていた。たまに外食をする。その後、ジェーソンに行ってみた。何ぞ、と思われるかと、説明すれば、ディスカウントスーパーでジェーソンというチェーンがある。そこへ行った。バッタ物というか、大量に仕入れて売れ残ってしまったという体の電気小物などが安く売っていたりすることがあって、たまにのぞく。特にその日は出物は無かった。モバイルバッテリーがたくさん売っていたが、気安く買える値段でもなかった。ジェーソンもつまらなくなってしまったか、と思いつつ妻が見ているあたりに寄っていったら、あった。珪藻土マット。999円。これだよ、これ、と妻に言った。おまえはいつも濡れたマットが嫌だと言ってるだろ、これ、買おうと思っていたんだよね。マット、重い。どこかで売れ残ってここに流れたか、見つけた。買った。早速、風呂上がりの足場に置いた。不思議な感触。プールから上がったとき、灼熱のコンクリートにすぐ水が吸い込まれ、蒸発する感覚の熱さを抜いたような。娘がきてわざわざ水をこぼす。また余計なことを。さすがに大量の水はすっと吸い込まれてはいかない。水濡れの後をタオルで拭いていた。意味なし。しかし、通常使用においてはおおむね満足。これでよかろ、妻。なぜあんなに安かったのかは少し気になりはするが。
石綿入っていたかも
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