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2021年4月21日水曜日

読書習慣

 


読書習慣

 

このひと、本をよんでないなあ、というのはうすうすわかる。私も、高校生くらいのときには、本を読む習慣が無かった。課題図書で感想文のために何冊か呼んだ程度。大学に入って、たまたまかもしれないが、周りの人間が少なからず本を読んで育っていることに衝撃を受けた。ああ、レベルが違う、と。それから本を読みあさって、中年になり、初老になり、老眼からくる根気のなさに、高校生の頃に匹敵する読書量の減少を今迎えているのだが、以前いた職場での、若い人間の読書量の少なさには少し暗い気持ちになった。みんな、私の出た学校より数段上位と言われる大学の出身で、今度の新人○○出身だってよ、などと効くとはあー、自分の下に来て欲しくないなあ、などと思っていたが、すこし難しい言葉を使うとその言葉を知らない。しかし、そういう子たちは素直に知らないことを認めて教えて欲しいと言ってくるからかわいいと言えばかわいい。下手に知ったかぶりされて「習ってないからわかりません」などと後から言われるとお手上げだ。別に本を読んだことをひけらかす事はなく、そんなことをひけらかす頭の悪さには気をつけなければならないと思う。しかし、年に五十冊程度の読書は基礎として身につけておくべきではないかと感じる。途中ドロップアウト組の私が言っても河童の屁にすぎないかもしれませんが。

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