理想の朝食
現在午後九時二十分、この時間に書き物をすることはほぼない。ニューヨークが始まる前、ヨーロッパが開いてしばらく、相場を観察しながらたまに為替取引の設定を微調整して、テレビを見ながらだれている。六月終わり、為替のボラティリティがきつい。一時間に五六万程度の値幅でぶんぶん荒ぶっている。何だか・・一荒れ来そうだが悩んでも仕方ない。こんな時は朝食について考えたい。
私は、ご飯に味噌汁、おかずが三種などといった食事を朝食にとったことがほとんどない。幼い頃は一汁一菜の様な食事をしていた気もするが、思春期のあたりからはパンにしていたかと思う。パンに片目の目玉焼き、それを半年だとか。同じものをしばらく食べつづけても別に平気な質なのでこうなる。それでそれがイヤになり次は同じ菓子パン半年、次はハムサンド半年、そんな感じだ。単身赴任の時は100%のリンゴジュース一杯で仕事に行った。当然腹が減る。事務所を出たらすぐに食事をしていた。11時オープンの吉田うどんの店。それも半年ぐらい続けたかもしれない。結婚してからはもう本当に適当だ。きちんと朝食を子供たちと囲んだ記憶などない。テレビドラマでそのようなシーンをよく見るがどういう時間帯に食事しているのか。私は長いこと七時くらいのバスに乗って仕事に出かけていた。朝はあまり腹が減っていないというのもいい加減になりがちな原因だ。いい加減にすませて始業の頃、もう腹が鳴っている。それがいまいちふんばりが利かなかったり詰めが甘かった原因かもしれない。
では、理想の朝食とは、どのようなものだろうか。和食ならご飯、粒だった炊きたて、赤味噌の味噌汁、具はほうれん草や油揚げ、豆腐など二三種、そこに高菜などの小鉢、納豆、卵焼きの中が少しトロッとしたもの、少しの野菜サラダ、なかにポテトサラダやハムが入っているような、そして肉団子二三個。こんな朝食がいいと思う。それに近い朝食を妻の実家に何日か泊まったときに義母が用意してくれた。義父はいつもこの朝食で仕事へ行くのかと思い羨ましかった。やればできると妻は言う。しかし、やらせるつもりはあまりない。朝食が遅い昼食になりそうだから。やりたければ自分ですればいいのだが、狭い台所に大人二人は本当に邪魔くさい。
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