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2021年5月3日月曜日

毎月分配ひさびさに

 毎月分配ひさびさに


 

私はいつか、投資をしていると、たとえば毎月分配型投信でも、分配金を支払っても蛸足にならず、基準価が分配前に戻ることがあると思っていた。ここのところ、世界景気が順調で、投資をしてから下がりに下がった投信たちも、それほど基準価が下がらなくなってきた。というより、分配を受けてなお、基準価が上昇するということもぽつぽつ出てきた。プロからみれば、ゴミ、といわれるハイイールド債やワールドリートなどである。一ドル百三十円のころから民主党政権の七十円台も過ごして、ようやく今、百十円プラスマイナス五円の世界にきた。私が投資を始めた頃は債権ファンドも絶好調で半期に一度ボーナス分配などだしていた。また、そんな時代が来るのだろうか。それとも、仕組み的にそんなことができないような運用となってしまったのか。今持っている毎月投信は、貯金の取り崩しと割り切っている。投信のメリットは大きな物になればなるほど償還や破産のリスクが減ること。個別株のように倒産で紙切れ、という心配はあまりしなくてよく、そして、タイミングさえよければ、元の価値が減らずに生活費が出せること。また、おそらくではあるが、使ったら減る貯金よりも、幾ばくかの原資が残ることが期待できる、といった点で生活のベースには毎月分配型投信を据えているというわけだ。増やそうというわけではなくできるだけ使い切る時間を長引かせたいという思惑からだ。



これが間違いだったわけで
やはり毎月分配はダメでしたわ・・・

2021年5月2日日曜日

連休明け

 連休明け

 


いったいどれほどの勤め人が胃をいため決死の思いで、そこまではいかなくともどんよりと憂鬱な気分で職場に向かうのだろうか。昨日からぽつぽつと電車での人身事故の報がメールで入ってきている。どのような事故なのかはわからない。自殺とは言わない。私がいま若い勤め人で、仕事がうまく行っていなかったらどうだろう。転職に踏み切るか。それとも商売を始めるか。どちらもあまり希望のもてる選択だとは思えない。なぜそう思うのか。今の日本に希望を見いだすことが出来ないからだ。こういったネガティブな感情はいつの間にか醸造され気がつくと蔓延している。ほかの選択肢がことごとく霧消し、苦行のような物しか自分には残されていないと感じてしまう。私も長い時間かけていろいろな要素で根腐れていった。外的要因も内的要因もある。胃が痛み健康診断で慢性胃炎と診断された。何もやる気が起こらない日々が本当に長く続いた。この社会は万人にフィットしたものではない。なんとなく折り合いがついているように感じられれば幸せな方だろう。私は戸建ての家も建てず、いい車にも乗らず、しかも長く乗り、無駄遣いを極力しなかった。幸福は自由にしかないと早くから感じてしまったからだ。かといっていきなり職場からエスケイプする勇気もなく、出来る限りの保険(生活費用)を準備してきた。そして運良く、早期退職を勤め先が用意してくれて、ほぼ目標額を確保できる見込みが立ったので辞めた。いい選択かどうかはわからない。しかし、ゴールデンウイークが明けてもすがすがしい気分でいられる幸せをまぶしい朝日に照らされながら、しみじみと今感じているのは紛れもない事実だ。

数年前の連休明け
2021年の連休明けもさわやか